こんにちは!
テクノロジーソリューション統括室 開発推進チームの伊代田です。
本日は2020年から行っている弊社の社内イベント(研修)である技術書輪読会の運用するにあたって工夫したことと実際どうだったかの紹介をします。
そもそもRPの技術書輪読会の目的についてはこちら↓。
運用するにあたって特に工夫したこと
ファシリテーターの役割を明確にした(議論がスムーズになるように)
メンバーがグループディスカッションに集中するために、グループごとにファシリテーターとグループメンバーを明確に役割を分けて進行するようにしました。
ファシリテーターは議論の推進、時間管理に徹し、議論自体には加わらないようにしてもらいました。
最初の2,3回はほぼ固定の方にファシリテーターをお願いし、メンバーもファシリテーターも進行に慣れてもらうようにしました。
その後全体が慣れてきたらファシリテーターを順番にやるようにしました。
他のメンバーもファシリテーターをやることで勉強になるし、何よりファシリテーターもメンバーになって議論に参加したいという要望が来たからです(笑)
グループメンバーを毎回変えた
色々な方と議論をしてもらいたく、毎回グループメンバーを変えました。
前回とかぶりすぎないようにだけ気をつけて、ほぼランダムで設定しました。
普段接点の少ないメンバーと議論することでコミュニケーションの活性化や共通言語の醸成を狙いました。
運用のフォーマットを作って半自動化をした
議論をスムーズにするためにディスカッションボードやレポートフォーマットなど色々とドキュメント、ツールが必要なことがわかりました。
ただ、運営も毎回準備に時間かけたくなかったので、早期に必要な資料、todoを整理するようにして、
最低限のコピペだけで次回の準備ができるようにしました。
随時ブラッシュアップはありましたが、基本的には規模の割にほとんど手間がかかりませんでした。
毎回アンケートをとり運用のふりかえりを行い、常に運用のブラッシュアップをした
輪読会の終わりにアンケートを取り、次回の参考にしました。
またアンケートを元に、輪読会後すぐに運営側で運用のふりかえりを行い運用のブラッシュアップをしました。
やってみて
コミュニケーションの活性化になった
運営が思っていた以上に活発な議論が行われました。
アンケートの結果もポジティブなものが多かったです。
何より議論を通してメンバーの中で毎回何かしらアップデートされていたようで、それが運営としては嬉しかったです。
(アンケートの一部より抜粋)
共通言語の醸成に繋がった
輪読会が進む中で、業務中にも「茹でガエル」、「割れ窓」、「多重化」など本で出てきた単語やフレーズを各所で聞くようになりました。
同じ文脈から共有しているので単語についての認識にずれがなく、話が早くなったなと感じる場面もありました。
アクションを変えるという目的にも繋がったと思います。
定期参加者以外の巻き込みはできなかった
定期参加者以外のエンジニア、エンジニア以外のメンバーを巻き込むことはうまくできませんでした。
案内の仕方や入り口の低さにもっと工夫が必要だなと感じています。
第二期に活かしていきたいと思います。
オンラインだけでも工夫すればしっかり議論できることがわかった
当初オンラインだけでこのイベントができるか不安がありましたが、メンバーの協力もあって運営で詰まることはありませんでした。
うまくいったポイントは、事前に流れと枠組みをしっかり整理し、役割の明確化、少人数でのグループディスカッションをしたことだと思います。
特に枠組みや型を早期に作ったのは手間も減りブラッシュアップもしやすくなり有効だったと思います。
(ディスカッションボードの一部抜粋)
最後に
今年は更に拡大して技術書輪読会を行っていきます。
第一期でうまくいったこと、いかなかったことを活用してより良い勉強会にできればと準備しています。
第二期の様子も適時レポートしていきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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