ROBOT PAYMENT TECH-BLOG

株式会社ROBOT PAYMENTのテックブログです

CTOとして1年の振り返りとこれから

こんにちは、ROBOT PAYMENT(以下RP)でCTOしている@katsuwgです。

RPに参画して、1年とちょっと経過したので この1年で何をしてきたかを振り返ってみたいと思います。

2020年の振り返り

以前、テックブログに投稿したCTOとして大切にしていることでは tech.robotpayment.co.jp

  • SREチームの全社横断組織化
  • QAチームの組成準備
  • 決済サービス開発PJ推進
  • プロセス含めたエンジニア採用のブラッシュアップ
  • リモートワーク推進

と取り組みを紹介しました。

その後、取り組んだこととしては

  • 開発推進の横断組織化
  • エンジニア組織活性化
  • エンジニア評価制度のブラッシュアップ
  • QAの横断組織化とプロダクト品質強化
  • セキュリティ強化含むガバナンス強化

などやってました。 細かいものは端折ってますので悪しからず。

文字づらだけだと、それだけ?って見えるのが悔しいですが 会社として、プロダクトとして、地盤と基礎を整えているところです。 改めて、役割の社内ブランディングが必要だなと思う次第です。 それでは、それぞれについて振り返ってみます。

開発推進の横断組織化

次のエンジニア組織活性化を推し進めたことにも起因するのですが、事業部に紐づく形で開発組織があるため、どうしても壁があり、また情報格差もある状態でした。

これらの問題を解決するような横断的な組織機能がなかったため全社横断組織であるテクノロジーソリューション統括室(以下TS統括室)に開発推進の機能を持たせました。請求管理ロボにおけるスクラムマスターである伊代田さんにその開発推進の役割を担ってもらい、組織活性化と一緒に生産性の見える化などもチャレンジしてもらいました。伊代田さんが2020年4月から業務委託から正社員になってくれたことにより前進できた形です。さすいよです。

エンジニア組織活性化

各エンジニアに対して経営会議からの情報共有が等しくされておらず、2020年2月のブログでも書きましたが、「社内情報の流通」が滞っている状態でした。

そこで、週1で「RPエンジニア全体定例MTG」として、コンパクトに30分以内で、経営会議からの情報共有とエンジニア組織運用上の情報を共有する会議体の運用をしはじめました。その会議では、それぞれ何を担っている組織なのかをEMやリーダーから共有してもらい、相互理解もはかりました。

また、社内のエンジニア間のコミュニケーションを活発化させるために、エンジニア横断イベント「RP Tech Night」を2回開催したり、RPエンジニアとしての共通言語の醸成を目的とした「技術書輪読会」も開催しました。技術書輪読会の詳細については伊代田さんの投稿「社内で技術書輪読会(第一期)を行いました!- 目的・概要編 -」と「社内で技術書輪読会(第一期)を行いました!- 運営・結果編 -」をご覧ください。ちなみにこの輪読会第一期で読んだ本は、「達人プログラマー」でした。これから始まる第二期は「リファクタリング」です。 tech.robotpayment.co.jp tech.robotpayment.co.jp

エンジニア評価制度のブラッシュアップ

RPには、元々エンジニアのスキル評価自体はありましたが、新たなエンジニア職種も増え、制度と実情が合わなくなっている状態でした。ただし、会社全体の人事評価制度を変えるレベルでは時間がかかるため、まずはエンジニア評価を現状に合わせるブラッシュアップを実施し、今期から運用を開始します。まだまだ変えたい部分は多いのですが、今回はソフトランディングを加味してブラッシュアップとなりました。抜本的に変えることも検討しているので、その時にまた変更についてお話できたらと思います。

QAの横断組織化とプロダクト品質強化

QAエンジニアの一人目として妹川さんがjoinしてくれたことにより、ようやく組織化ができました。このQAも横断組織のTS統括室へ内包しました。コロナの影響で追加採用ができず、役割の範囲が限定的になったもののQAができてから、より品質を意識する会社になったと思っております。 品質における規定やルールなども手がけてもらい、業務フローの見える化から開発フロー、障害対応フロー刷新などプロダクト運営にあたって必要となる品質のレベル上げを行えました。さすいもです。 tech.robotpayment.co.jp

セキュリティ強化含むガバナンス強化

インターネット決済代行サービス」「請求管理ロボ」はどちらもお金に関わるサービスであり、高い安全性が求められます。もちろん今までもPCI DSSに準拠してきておりサービスを展開する上で十分なセキュリティ対策はしてきております。さらに踏み込んで、細かいセキュリティリスクの洗い出しや報告ルールの再策定を行う会社横断としてのセキュリティを推進する組織の組成を行いました。

また、先に述べたように品質における規定やルールを定め運用を開始するなど会社としてガバナンス強化をはかっております。土台を安定させる上でも今後もしっかりと取り組んで行きたいです。

2021年やりたいこと

更なるプロダクト品質向上に向けた取り組みと、積み重なっている技術負債を解決するべく手を打ち始めます。また、先にも述べましたがブランディングを強めたいと考えています。社内だけでなく社外も強めます。テックブログもそうですが発信頻度を高めていきます。着手できるならDX Criteria向上のための内部にも目を向けたい。

以前のnoteにて、おすすめ本としてあげた「アメリカ海兵隊」のように役割を変化させながら対処していこうと考えております。

note.com すでに1/12が経過していますが、 やりたいこともたくさんあるので走り続けます。

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