こんにちは、プロダクト課の石地です。
今回は6月に発売された「プロダクトマネージャーになりたい人のための本」を読み、自身の経験と照らし合わせながら面白いと感じた点を抜粋します。
「プロダクトマネージャーになりたい人のための本」とは?
プロダクトマネージャー(以下PM)のキャリア支援で実績が豊富なクライス&カンパニー社のキャリアアドバイザーの方々が執筆された本です。私自身も約1年前にPMのキャリアをスタートしましたが、その転職活動の際に大変お世話になりました。
本の内容は主にPMの転職活動・キャリア作りに論点を置いています。本についてのプレスリリースと監修者の紹介記事は下記となります。
出版社のプレスリリース
prtimes.jp
監修者の書籍紹介記事
takoratta.hatenablog.com
全体的な感想
PMに特化した本ですが、転職活動についてはどの職種にも重要で汎用的なノウハウが詰まっていて好印象でした。また、PM転職に関して求められるスキル・マインド、市況感、キャリア作りについても有用です。自身の転職時に海外のPM事例も含めてwebで細かく調べて得た知識や、転職活動の中で解像度を上げることが出来た内容もかなり含まれています。転職当時にこの本があれば、時間が節約できただろうと思いました。一方で、PMの経験があり、他の書籍をよく読んだり勉強会参加などをしている場合は物足りなく感じるかもしれません。PM転職の全体感を知りたい、という期待値に対してはバッチリ当てはまる本です。
面白いと感じた点
PM転職以前の職種の章が面白かったです。pmconfの調査レポートを元に、それぞれの職種に対する企業側の期待値や視点、PM転職のための具体的なアクションを紹介しています。私もエンジニアとプロジェクトマネージャーを経て転職しましたが、当てはまる点がありリアルな情報であることを感じました。また、ドメインスペシャリストの現状については知見がありませんでしたが、その存在がチームに大きな影響を与えるならばこれからの需要が増えるだろうと感じました。
ためになった点
ピンポイントですが
プロダクトそのものを愛することはもちろん大切なのですが、「課題を愛する」視点ももってみてください
引用元:『プロダクトマネージャーになりたい人のための本 エンジニアからプロジェクトマネージャー・事業企画・経営コンサルタント・デザイナー・現役PMまで』- 及川(監修) ,松永・山本・武田(著) -(翔泳社:2023)
という一文がためになりました。おそらく源流はリーン開発の考え方(?)でしょうか。
ためになったと感じた理由は、PM採用の現場において応用できると感じたからです。私自身も弊社のPM採用の現場に出ています。弊社はBtoBプロダクトをメインで提供しており、BtoCプロダクトのように気軽に実際に触れていただくことの難易度が高いです。そのため、興味を持っていただいた方が、弊社のプロダクトと相性の良さを判断していただく機会の少なさは課題です。そこで「課題を愛する」視点で、カジュアル面談等では弊社のプロダクトが向き合っている課題を適切にお伝えすることがより重要だと感じました。課題に対しての興味や共感を認識することで、お互いにミスマッチが防ぎやすくなると思います。
上述の一文の背景は、採用現場の企業側向けではないですが、新しい視点を感じたので良かったです。
最後に
本書は日本のプロダクトマネージャーになりたい人に向けてしばらく刺さり続けるであろうと思います。興味が湧いた方はぜひ読んでみてください!
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