プロダクトマネージャーの石地です。ROBOT PAYMENTでは、プロダクト課に所属するメンバーで週次で集まって発散的に話す時間を作っています。当たり前にどの組織でも実施されているかもしれませんが、一例として紹介します。
きっかけ
私自身が駆け出しPMのスキル不足を補うため、プロダクトマネジメント系の勉強会に多く参加している時期がありました。多くのインプットをしながらプロダクトマネジメントをする中で、もっとプロダクトマネジメントについてあれこれ話す時間が欲しい…!1on1では足りない…!と思ったことがきっかけです。また、2022年からはプロダクト課のメンバーも少しずつ増えてきています。自分達のプロダクトやドメインに対して、PM目線の色んな意見を聞いてみたいとも思い上長に時間を作りたいと相談して主催をしています。
良かったこと
実際にやってみてよかったと感じることは3つあります。
孤独感の解消
勉強会やプロダクトマネジメント系の記事の中でよく「PMは孤独」という表現があります。今までエンジニアだったりPjMとしてチームメンバーとやってきた中で孤独感を感じたことはあまりなく、なぜ孤独なのかを正直あまり理解していませんでした。実際にPMの立場になって理解をしたことは、基本的にプロダクトに対してPMは1人であり、他の製品開発チームのメンバーとは見ている景色と扱っている変数が大きく異なることです。そのため、全く同じ目線で相談や意見交換をできる相手がチーム内にいないことこそ、PMの孤独感の大きな部分なのではないかと思います。他職種のメンバーにはプロダクトマネジメントのオタクっぽい話はしませんよね(多分)。この点の物足りなさは、週次で集まる会によりかなり解消されています。
共通認識の醸造
弊社の組織フェーズは、プロダクトに関する組織を作り始めたところであり、多様なバックグランドのメンバーが増え始めている状況です。弊社のプロダクトがどのような経緯で今このような形になっているのか、プロダクト組織として経験していない事象に当たった時どのように判断することが良さそうか、外部で成功した事例は弊社のプロダクトでは応用できるか、などのメンバー共通で知りたいトピックが各々あります。こういったトピックに対して共有内容や意見交換をして記録として残すことで、後から組織に参加したメンバーもキャッチアップがしやすく、共通認識が作りやすく環境ともなっています。
アイデアの創発
週次で集まる会では、トピックや課題に対して意見交換をして必ず実行可能なネクストアクションの形にしなければいけない、というルールはありません。話題やアイデアの発散を重視しています。もちろん組織としてのアウトプットに繋げることが良いことですが、定性的な目標として置いています。これは言い出しっぺがやらなければいけない、的な意見の出しにくさを減らすためです(PMは時間リソースが既に埋まりがち)。このルールにより、理想の状態としてどうあるべきかなどの意見やアイデアは活発に出ています。そして結果的に、アイデアの中でも重要性が高いと判断したことはプロジェクト化して、プロダクトの改善に役立つアウトプットとなっています。
運用方法
実際の運用方法について、ざっくり説明します。
目的の共有
- 会の目的を議事録が集まるページの一番見やすい箇所に置いています
事前準備
- 下記の共有内容のジャンルをトピックに明記して事前に書き込んでおく
- 【インプット】
- 【悩み相談】
- 【PM事例】
- 【気になること】
開催頻度
- 週に1回30分
- 時間はやや足りなく感じることもあるが、議論の着地が目的ではないため切り所は多い
定期的にKPTを実施
- TRYから【気になること】ジャンルが生まれる
ハードルを下げる【気になること】ジャンル
- 内容のまとまりがふんわりでもokなジャンル
- 重要度は低く、プールしておいて他にトピックがないときなどに話す
以上です。
終わり
KPTの結果や個人的な感想としても、やって良かった取り組みだと思います!社内でも社外でも、こういった場が増えるとPMの気持ちは少しばかり安らぐのではないでしょうか?取り組みの一例の紹介でした!
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