ROBOT PAYMENT TECH-BLOG

株式会社ROBOT PAYMENTのテックブログです

駆け出しPMのキャッチアップ方法の提案

はじめまして。石地です。 私は4月からROBOT PAYMENTに入社して、プロダクトマネージャーの役割を担当しています。

記事のまとめ

  • 駆け出しのPMで経験不足
  • 勉強会やセミナーにたくさん行った
  • スキルの引き出しが増えて、社内還元にも繋げている

背景

前職はエンジニア→プロジェクトマネージャーという職歴です。これまでプロダクトマネジメントは「考え方の要素を取り入れる」程度の関わり方のみで、弊社に入社してから初めてプロダクトマネジメントをメインに仕事をしています。

そんな中で、業務を進める中で課題に感じたことがあります。それは「持っている知識とやるべき具体的な行動が結び付かない」ことです。新しい職種にチャレンジするに当たり、いわゆるプロダクトマネジメントに関する名著や評価されている記事には一通り目を通しています。理想的なプロダクトマネジメントに関する知識をある程度は持っている状態でした。しかし、入社後にドメイン知識を入れながらプロダクトに触れて「この状況で自分だったらどのようにプロダクトマネジメントを進めるか」を具体的に考える段階で、スムーズに考えがまとまらないことに気付きました。

仮説と対策

ここで「経験が足りないから、手段の引き出しが少ないのではないか」と仮説を立てました。プロダクトマネジメントには、会社やプロダクトによって最適な手段は大きく異なるという特性があると思います。そのため、広く多くの人に伝えるための本や記事には「理想的なプロダクトマネジメントはこんな具体的な手段を使ってやるべき」という直接的な表現は少ないです。また、過去の経験で直接PMと一緒に働いたことがない点も、具体的な手段に詳しくない要因の一つでした。

仮説を立てたものの、自社プロダクトで試しながら経験を積むことは正攻法ですが時間がかかります。また、弊社のPM組織はこれから拡大を目指す段階で、参照できる具体的な社内事例もまだ豊富ではありません。そこで、採用した手段が「勉強会やセミナーに積極的に参加すること」でした。プロダクトマネジメントに関する勉強会やセミナーは、実はそれなりの頻度で開催されています。また、企業に所属するPMがプロダクトマネジメントで抱えている課題や過去の失敗に対して、どのように考えて具体的にどう解決したのかを発表する形式が多いです。この形式が自分で抱えていた「手段の引き出しが少ない」課題に対して刺さりました。現在は少しずつ減らしていますが、最初の約3ヶ月は週1~2回のペースで参加していました。ちなみに、個人的な好きな勉強会・セミナーはflyleさん主催のイベントと、地味PM meetupです。それぞれ、おそらく事前準備をかなり細かくしているために情報密度が濃い点と、「それはPMがやることなのか?→知らん」の流れが好きです。この方法を経て、自社プロダクトでの悩みに対して似たような状況や悩みの発表事例をアレンジして当てはめることができるようになりました。これは手段の引き出しが増えたといって差し支えないと思います。

発展

勉強会やセミナーで得たインプットを基に、社内PM組織で発散・議論ができる定期MTGを開催しています。現在は試行錯誤をして、書籍インプットや社内事例、悩みも共有できる時間となっています。この時間では、インプットを共有することはもちろん、弊社のプロダクトや組織だったらどんな形で活かせるか?などの点を話し合います。実際に、この時間から生まれたプロジェクトもあり、個人だけでなく組織への還元も良い形で行えていると思います。弊社のPM組織はこれから拡大を目指す段階ですので、こういった手探りな組織づくりも楽しみたいという方は是非採用情報を見ていただけると嬉しいです。



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