ROBOT PAYMENT TECH-BLOG

株式会社ROBOT PAYMENTのテックブログです

プロトペルソナの社内活用事例

こんにちは!株式会社ROBOT PAYMENT(以下、ロボペイ)でUXデザイナーをしている三木です。

先日公開したブログで「請求管理ロボのプロトペルソナ」の作成過程をご紹介しました。
詳細は下記記事を是非ご覧ください。
tech.robotpayment.co.jp

その後、作成したプロトペルソナは全社的に展開され、各部署で活用していただいています。 今回の記事では、実際にどのようなプロトペルソナが出来上がったか、そしてどのように活用されているかの一例をご紹介できればと思います。

「現場で使ってもらえる」を意識したアウトプット

今回、プロトペルソナを作る最大の目的が「ターゲットに対する認識を揃える」であり、作るからには各部署で使ってもらいたいという気持ちが強くありました。
使ってもらうには「納得感」を持ってもらうことが重要だと考え、様々な職能の方から細かくフィードバックを頂き、調整しながらアウトプットしていきました。
当初考えていたのは3タイプのユーザーでしたが、議論を重ねていく中で「実際はもう一人いるのでは…」などの意見が出て、最終的には立場が異なる4体のプロトペルソナを作成しました。

出来上がった後も記載内容の確認だけでなく、「現実に居そうか」といった目線でも評価していただきました。

また、活用イメージも予めこちらから提示しておくことで、各部署でより自分ごと化していただくよう働きかけました。

想像上のユーザーではなく、全員の意見を集約し確認してもらった内容になっているので納得感のあるプロトペルソナになったのではないかと感じています。

マーケティング部での活用事例

プロトペルソナが全社的に展開されたあと、早速マーケティング部で活用していただいていると聞き、活用の背景や活用方法などをヒアリングしてきました。

活用の背景

請求管理ロボをより良く訴求する上でユーザー理解は大切だという考えのもと、広告やランディングページ制作をする上でターゲット理解の拠り所になるようなものを求めていた。
そのタイミングでプロトペルソナが完成したため、マーケティング部側で行っていたターゲット分析内容と照らし合わせることでユーザー理解を深めることにした。

活用方法

まずはマーケティング用に掲載内容をカスタマイズ。
好むメディア、参加するイベント、刺さるメッセージ、導入検討を始めるタイミング等などの要素を追加することで、ユーザーとの接点をイメージしやすくし、マーケティング施策検討に活かしやすくしている。

実感している効果

  • マーケティング部内でターゲットについての共通認識を持ちやすくなった
  • ターゲットがより明確化できたことでバナー広告のクリエイティブ品質が向上した
  • どのような情報を、誰に、どのくらい訴求するべきかなどの検討がしやすくなった

今後の活用イメージ

今後も引き続き広告やランディングページなどコンテンツ制作で活用していき、クリエイティブの品質向上を目指していきたい。
(例:広告バナーをユーザータイプごとに訴求ポイントを変えて、ランディングページへの流入を向上させたい。)
また、イベント設計やイベントタイトル検討時にも積極的に使っていきたい。

更なる「社内活用」を目指して

マーケティング部へのヒアリングを通して、プロトペルソナの作成目的だった「ターゲットに対する認識を揃える」を体現していただいていることを知りました。 また、広告バナー等コンテンツの品質向上にも寄与していることを知り、思い描いていた以上に活用していただいていることが素直に嬉しいです。

請求管理ロボのプロトペルソナについては、他の部署や職能でも活用機会を増やしていけるように、記載内容の定期的な見直しやアップデートなどを実施していければと思っています。 そして、今回の作成経験を活かして、他のプロダクトのペルソナ作成にも積極的に取り組んでいき、全社的にユーザー理解を深められるような働きかけをしていきたいと思います。



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