こんにちは!株式会社ROBOT PAYMENT(以下、ロボペイ)でUXデザイナーをしている三木です。
これまでUXデザイナーとしての取り組みをいくつか紹介してきましたが、ロボペイのデザイナー全体のお話しをしてきたことはなかったように感じます。
開発組織が拡大していく中で、デザイナーがどういった関わりをしておりどんな状況にあるのかを赤裸々にご紹介できればと思います。
デザイナーの体制と課題感
まずはじめに体制について簡単に紹介します。
現在、プロダクトに関わるデザイナーはUXデザイナー1名(私)とUIデザイナー1名の計2名です。
ロボペイでは6つのプロダクトを運営しており、デザイナーは各プロダクトに対し横断的に関わっている状態です。
全てのプロダクトに関われるやりがいを感じながらも、このような状況ゆえに感じる課題があるのも事実です。
デザイナーの課題
1プロダクト1プロダクトマネージャー(以下、PM)の体制が整いはじめ、各プロダクトがスピード感を持って開発を進めている中で、デザイナー側では下記のような課題を感じていました。
- タスクやスケジュールの管理、デザイナーのリソース配置が最適でない
複数プロダクトを横断的かつ断片的に担当しているがゆえに一つのプロダクトに深く入り込めていなかったのが実状であり、各プロダクトの開発計画や現状の把握が弱いと気づきました。
そうなると、デザイナーの動き方も各プロダクトからタスク依頼があってから動くような「受け身な姿勢」になってしまい、タスクの見通しが立てづらくなっていました。
また、タスクの受け方も2名のデザイナーが個別で受け、それぞれで進めていくという流れが多く、タスク管理が個人に依存してしまっていることも課題の要因でした。
課題解決に向けた取り組み
課題解決の第一歩になるのが「デザインタスクの見通しを立てること」であると感じ、そのために大きく2つの取り組みを始めました。
①開発計画のヒアリングとデザインタスクロードマップの作成
今までのような受け身な姿勢ではなくデザイナー側から積極的に関わっていく能動的な姿勢であるべきだと考え、そのためには「各プロダクトの開発計画を知ること」が重要だと考えました。
各プロダクトではそれぞれ開発計画を立てており、その計画に則ってプロジェクトを進行します。
そこで、各PMにヒアリングを行い、開発計画の中でUXデザインのアプローチを取り入れるべきポイントがどこか、デザイナーとして関われそうなことは何か、いつ関わると良さそうかなどについて意見交換を行いました。
そして、ヒアリングや意見交換によって得た情報をもとに、今年(2024年)のデザイナーのタスクと実施予定時期を整理し「デザインタスクロードマップ」を作成しました。
実施時期が重なるタスクは事前にPMやCPOに相談し優先順位を付けたり、実施時期をずらす等の調整を行い、無理のないスケジュールを立てることができるようになりました。
②デザイナーだけの定例ミーティングの実施
これまでデザイナーだけで集まる定例ミーティングは実施しておらず、プロダクト課(PMとデザイナーが所属)全体の定例やSlackでのやり取りから各々の状況を把握していましたが、週次で状況共有する場を設けるようにしました。
定例ミーティングでは主に「デザインタスクロードマップ」の進捗を一緒に確認し、状況に応じて担当を変えたり、スケジュールや進め方を再検討したりしています。
それぞれがメインで担当しているタスクの状況を知れるのはもちろん、タスクを進める上で悩んでいることも相談しやすくなり、デザイナー間での連携が強化された感覚が強くあります。
今後の展望
ユーザーにとって価値あるプロダクトを届けるために開発の現場は常に変化しています。その変化にデザイナーもしっかりついていき、リードする存在になっていきたいです。
今回紹介した取り組みは始めたばかりでまだまだ手探り的なところもありますが、実践しながら小さな改善を重ねたり、より良い方法を見つけていければと思います。その結果、デザインプロジェクトの企画や実行スピードを上げて、今まで以上に開発プロセスにUXデザインのアプローチを積極的に取り入れていきたいです。
ゆくゆくの理想のかたちとしては、1プロダクト1デザイナーという体制をつくり、1つのプロダクトにより深く関わり「複雑で多様なユーザー課題の本質を捉え、心地のよい体験をデザインする」というデザイナーの役割をしっかり果たしていきたいです。
そのためには、デザイナーの採用も必要不可欠です。人材不足も現実的な課題と捉え、積極的な採用活動を通じて同じような想いを持った素敵な仲間と出会えたら嬉しいです!
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