ROBOT PAYMENT TECH-BLOG

株式会社ROBOT PAYMENTのテックブログです

ロボペイで“1人目のUXデザイナー”になってみた

こんにちは。そして初めまして! 株式会社ROBOT PAYMENT(以下、ロボペイ)でUXデザイナーをしている三木です。 タイトルにもある通り、ロボペイで専任のUXデザイナーとしては1人目になります。 今回は、社内のUXデザイナー1人目である私が入社を決めた理由や、半年経った現在までの取り組みなどをちょっとだけ紹介できればと思います。

“1人目のUXデザイナー”を選んだワケ

社内にロールモデルや前例がない状態でジョインすることは勇気がいることでした。正直とても悩みました。 そんな中、ロボペイで1人目のUXデザイナーになろうと思ったのは、下記2点を実現したかったからです。

・チャレンジングな環境に身を置くことで “ちょっと保守的な自分”から脱却する ・裁量と責任をより強く持って働くことで成長スピードを早める

自分のやりたいことやキャリアの棚卸しをしていく中で「自分を変えたい」といった漠然な気持ちがありました。 精神的な変化を求めていた部分もありますが、キャリアとしても、今まで培ってきたスキル(UXリサーチや情報設計)を生かしながら新たな領域(UIデザイン)にも挑戦してみたいと思っていました。 こんな欲張りな理想を掲げておきながら、どこか自分に自信がなく踏み出せない矛盾した状態が続いていました。 そんな中で出会ったのがロボペイの求人。 「社内のUXデザイナーとしては1人目」と聞き、「自分には無理かも…」と後ろ向きな感情を抱きつつも「UXデザイナーが自分だけという環境のほうが強くなれる気がする。変わりたい。」と前向きに捉えたのがきっかけでした。 実際に入社してみて感じたのは「自分で考えて決断していく」場面が思っていた以上に多いこと。そのため悩むことも多いですが、その分達成感や成長を実感する場面も多く、自分の理想に一歩ずつ近づけているのかなと感じています。

UXデザイナーとしての取り組み

入社してから今日まで、UXデザインのプロセスを取り入れていく機会を多く頂いています。 今回はその中から「新規プロダクトの仮説検証」におけるユーザーインタビューについてお話したいと思います。

参加した時のプロジェクト状況

サブスク管理SaaSに関する新規プロダクト企画が経営層を中心に立ち上がる中で、MVP(Minimum Viable Product)開発を進めるためにユーザーニーズを把握したい。

実施したこと: ユーザーインタビュー

上記のようなプロジェクト状況をふまえ、まずはユーザーの解像度を高める必要があったためユーザーインタビューを行いました。インタビューの企画立案、対象者の選定、インタビュー設計、インタビュアー(当日の進行)、分析までをメインで担当しました。 ユーザーインタビューでユーザーの業務フローや課題を明らかにし、その情報をもとにユーザーニーズを整理することで、プロダクトのコンセプトやターゲット、開発要件の定義などに繋げました。

意識したこと、心がけたこと

UXデザイナーがリードするかたちでユーザーインタビューを実施するのが社内的に初めてだったため、プロジェクト関係者の中で常に納得感がある状態で進めることを意識しました。具体的には下記で挙げたような背景や意図、結果の活用イメージを丁寧に説明することを心がけました。

・なぜインタビューをやるのか
・誰にインタビューするべきか、なぜその対象者なのか
・この質問をこの順番で聞くのはなぜか
・インタビュー結果をどう活かすのか

また、インタビューにはプロダクトマネージャーにも同席していただき、実施後に毎回ラップアップの時間を設けるようにしました。記憶が新鮮なうちに振り返っておくことで、インタビュー内容への認識齟齬がない状態で分析を進められることがメリットだと感じています。

そして、ラップアップで話したことをもとに、インタビュー内容を簡易的にまとめたサマリーを当日中に(遅くとも翌日までに)作成し共有することも行いました。 このサマリーによって、インタビューに同席できなかった関係者にもインタビューの内容をお伝えできると思い実施しました。

上記で挙げたことは一部ですが、全てに共通するのが「プロジェクト関係者を巻き込んで共通認識を持ちながら進めること」です。 馴染みのない職能の人が馴染みのないことをしているのは、プロジェクトにおいて不安や疑問が発生しやすいと感じ、やっていることをリアルタイムで伝えることや意図をしっかり説明することで解消したいと思いました。 その上で、プロジェクト全体でユーザーに向き合って進めていくためにも、積極的に巻き込んでいくことを意識しました。

今後の展望

上記で紹介したように、周りを巻き込みながら、少しずつ「UXデザイン」を開発現場に取り入れはじめています。 最近ではプロダクトマネージャーの方々と「UXデザインの教科書」の輪読会を行い、一緒に理解を深めたりしています。 輪読会の様子は下記記事で紹介していますので是非覗いてみてください。 tech.robotpayment.co.jp

今後も様々な場面においてUX業務に取り組み、着実に成果を上げることで、UXデザインのプロセスが有用的であることを示していければと思います。そして、UXデザイナーを社内で必要不可欠な存在として確立できればと思っています。

そのためにも、今までUXリサーチや情報設計を主領域としていましたが、今後はUIデザインなどの領域にも挑戦し、プロダクトのUX全体をリードできる存在になっていきたいです。



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