こんにちは、請求管理ロボ for Salesforceのプロダクトマネージャー、立石です。
そろそろ来年のことを計画していく時期になってまいりました。
今回は、製品機能拡張にあたって、今気になっていることを語りたいと思っています。
本記事のまとめ
- プロダクトマネージャーとしては、AppExchange製品単体で使えることを目指しています。
- しかし、SF環境において、SF機能開発はほぼ不可避です。
- この点から、製品機能以外の部分でも機能開発を楽に実施いただくための整備が必要だと考えています。
- 是非、製品機能以外部分含めたご要望もらえると幸いです。ご意見をお待ちしております。
課題意識:組込み開発はほぼ避けられない
請求管理ロボ for Salesforceにとって、「いかにしてSFに組み込んで使ってもらうか」は結構重要なテーマです。
なぜなら・・・
① 多くのSFユーザにとって、営業案件管理や顧客契約管理はSF上に構築済である場合が多い。
② 請求は、SFの外でやっている/帳票作成ツールで賄っているケースが多い。
そんな中で弊社製品を選ぶ、となると、
当然、「これまでのデータをうまく使って請求書を出したい」というニーズが出てきます。
※ 「自分でフロー書くよ」というadminの方がいらっしゃるケースも少なくありません。
我々としては当然、インストールしてすぐ使える、を標榜しています。
が、上記を考えたときに、既存のSF機能と弊社パッケージをつなぐ開発は避けられない、とも思っています。
組込み開発時に直面する困りごと:「製品仕様がわからない!」
では、組込み開発をするぞ!と思ったとしましょう。
そうした際に直面するのが、「で?何をどんなふうに作ればいいの?」という点です。
立石も多くのAppExchange製品に接してきましたがオブジェクト項目一個一個の意味をつぶさに説明されているケースは多くありません。
総じて、「実際に触ってみてデータの動きを見て機能開発方針を考える」アプローチが必要になります。
※ これはSFコンサルティング企業様でもそんなに変わりありません。
交流ある各社様からも、「初めて触るAppExchange製品は警戒する」というお声を伺います。
では、AppExchange製品側は何をすべきだろうか
こうした状態に対して、立石としては、以下を向き合っていくべきかな?と思っております。
① 製品仕様の積極的開示
いわゆるAPI仕様書のように【どこに何を入れるとどんな結果が得られるのか】の開示です。
② パラメタ指定可能な範囲の拡大
設定画面でパラメタ指定できる機能を複数用意することが必要だと思っています。
例えば弊社競合各社も、以下のような機能を備えていることが多いです。
・カスタムオブジェクトのデータを請求書の元データとして指定できる。
・【どこのオブジェクトの項目を、請求書の元データとするか】を設定画面で指定できる
③ 設定マニュアルの充実
意外に見過ごされているのが【設定マニュアルのわかりやすさ】です。
製品内部の担当者は何度もセットアップをしている都合上【初回セットアップが対象難しくても対応できてしまう】 ・【難しさに気づけない】です。
なるべくフラットな視点の方に実際に操作してもらってマニュアルを評価していく必要があります。
④ よくある機能開発のサンプルセットの用意
SFの特徴に【よくある開発物件を気軽にオープンソースとしてパックにして配布できる】という点があります。
よくあるもの、というのは多くの場合、帯に短し、たすきに長しですが、チャレンジしてもいいとも思っています。
より快適に使っていただくために:より洗練したSFを利用いただきたい
結局、業務ユーザ各位は請求管理ロボ for Salesforce単体を評価することはありません。 あくまで「請求管理ロボ for Salesforceが組み込まれた自社SFの快適さ」を評価されます。
製品サイドとしては、より楽に「快適なSF+請求管理ロボ」をお届けするように道具を充実させていきたいと思っております。しかしながら、貴社SFで業務を快適に運営するためには、必ず貴社SF上のチューニングが必要になります。
弊社営業や導入支援チームも、そういったお願い(「自社のためスマートなSFを目指して調整してください」)をすると思います。
大変だと思いますが、一緒に貴社SFを決済+αな状態に持って行きましょう!
終わりに
弊社開発チームとしては、少しでも貴社SFをスマートにするべく日々知恵を絞っています。
是非、「請求と決済をSFで実現するにあたって、XXのようなものがあれば・・・」があれば、教えてください。
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